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『移住者と共に生きる教会』 [書籍]


移住者と共に生きる教会

移住者と共に生きる教会

  • 作者: 谷 大二
  • 出版社/メーカー: 聖パウロ女子修道会
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



日本に住む外国人のうち、カトリック信者である南米出身者、フィリピン出身者などのコミュニティは地域の教会を通して結びつきを強めているといえる。
日本のカトリック教会が「日本の教会」から「日本にある教会」へと変貌をとげ、ミサ参加者の国際化と人数が倍増した様子がまず説明されている。また、教会の司牧の内容が、聖書の教えを広めることだけではなく、信者の生活にかかわる問題の相談まで幅広く対応している現実に根付いた、信者の生活に密着した教会のありかたが実践されていることがわかる。
司祭が人権に基づき、NGO団体とも連携し、外国人居住者の生活向上のために働きかけを行っている様子が、ダブルの子供たち、移住女性、難民申請者、などの実際のケースを紹介しながら説明されている。
移住者が暮らしやすい社会は、みんなも暮らしやすい社会であるという理念をわかりやすく説明している一冊である。
日本の法律が、外国籍の居住者を保護の対象としておらず、その子供たちにいたっては、教育を受ける権利さえもが保障されていない現実を指摘している。
また、言葉の面からは、外国語でのミサの重要性を認めながらも、言葉が人々を分断する要素ともなりうることを認識しており、多文化・多言語共生の難しさをあらわしている。

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